「雪だるま」のイラストが貼られた透明ボトルで、瓶越しに見える白い「おり」が南の島の白砂のようなサラサラ感で、軽く瓶を動かすと美しく揺れ動きます。
早速開栓をしたところ、シュワシュワとガスが浮き上がってきたかと思うと、一気に瓶口まで急上昇！！
開栓後も瓶の中では炭酸ガスがシュワシュワと立ち上り続けており、栓にガス抜きの穴があいてはおりますが、「活性にごり」らしさは健在です。皆様くれぐれも油断のないよう慎重に開栓して下さい。
豊富なガスのシュワシュワ感に、控えめで上品な甘さ、みずみずしい果物のような香りが口の中で広がり、舌の上で溶けるような繊細さは本当に「プレミアムにごり酒」と呼ぶに相応しい酒質。

通常、「梵」は熟成を経て出荷される深い味わいが特徴ですが、この商品は搾りたてならではのフレッシュ感が魅力。
無濾過原酒ならではの力強さと、丁寧な造りによる優しい味わいが見事に調和しています。


澄んだ酒質を楽しめる新酒は「梵」では非常に貴重で、香り豊かでやや甘口の柔らかな味わいが広がります。
その後訪れるコクと酸味が全体を絶妙にまとめ、何杯でも飲みたくなるようなバランスの良さが特徴です。


このお酒のもう一つの魅力は、冷やしても温めても違った表情を見せてくれることです。
冷酒では新酒らしいフレッシュな味わいとキレの良さが楽しめ、燗酒にするとコクがよりまろやかになり、体を芯から温めてくれます。
寒い季節のリラックスタイムには最適です。

「梵　GOLD」は、マイナス10度で調整熟成させた純米大吟醸の生酒を、出荷の段階で瓶燗火入れして芳醇な旬の旨さを封じ込めたお酒です。(いわゆる生貯蔵酒です。)

搾ったそのままの全く濾過していないピュアな日本酒ですので、酒本来の成分である白いオリが若干含まれています。

また、調整熟成による淡い黄金色が特長で、この色を表現するためにUVカットの透明瓶を使用し、ラベルもお酒の色に合わせて金ピカにしました。

よく冷やして大きめのワイングラスに注いで下さい。透き通る素晴らしい香りが立ち、柔らかで爽やかな存在感のある味わいが楽しめます。

純米大吟醸酒が持つ柔らかさの内に秘めた凝縮された旨味の骨格は、日本料理はもちろん、チーズやバター等を使った西洋料理とも相性が良く食中酒としての日本酒の可能性を感じます。

Sensationの生原酒の中でも初回ロットのお酒は「初槽限定おりがらみ」として出荷されます。

Sensationのおりがらみは過去、商品名に「Early Winter Edition」と付けて販売されておりました！

要は冬に入りたての季節をイメージして造られたバージョンです。

新酒の中でも特に早い段階で搾った物に澱が絡んでいるケースがあること。

その沈殿している澱(おり)が冬の白さをイメージさせること。

そんなところからこの名前が付いていたのではないかと思います。

28BYからは洗米から上槽までの根本的な改善に加え、

研究熱心な篤農家(とくのうか)との契約栽培、仕込み水の変更や乳酸菌使用酒母にも取り組んでいます。


ちなみにこのSensationシリーズ。


「黒」はヨーグルトやバニラアイスのような乳製品を連想する香りがあり、

乳酸由来のコクと甘味、酸がしっかり効いたやや辛口テイストに仕上がっています。
キレキレの辛口と言うよりは甘味の中にキレを感じると言う方が正しいかもしれません。